最下位の中日は今季最多の4失策も絡んで連敗し、借金が最多の「9」に膨れ上がった。

4回に石川昂がサンタナの三ゴロを悪送球して2試合連続失策。7回にはアルモンテが山田の左飛を落球、続けて村上の一ゴロを細川が後逸。3番手谷元は続く並木に三ゴロを打たせて内野の連係で走者2人をアウトに。しかし、オスナにダメ押し2ランを浴びた。8回も新人村松の遊ゴロ失策から1点を失った。

試合後の立浪監督はため息続きだった。「これだけミスしたら負ける。雨の中でも想定して練習している。下手くそなんでどんどん練習させないと」。このヤクルト3連戦で8失策を数え、両リーグ最多のチーム失策数は「27」に増えた。

左翼席に陣取った中日応援団は3時間30分を超えた試合中、声援を続けた。結果で応えられず、立浪監督の嘆きは深かった。「(中日は)少ない点数しか取れない。ミスで得点に絡んだら勝てない。監督も含め選手に(できるように)やらせていかないと。雨でも応援しているファンにいいところを見せないと。(応援団から)『気合を入れろドラゴンズ』と言われているように、反省してやっていきたい」。16日からは首位阪神とホーム3連戦に臨む。【伊東大介】

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