昨オフの現役ドラフトで阪神から加入した西武陽川尚将内野手(31)が、移籍初打席で1号ソロを放った。

前日18日に昇格を知らされ、1軍合流即「6番三塁」で先発。1-2の2回先頭、ソフトバンク石川の126キロカーブを左翼テラス席ギリギリに放り込んだ。打球速度155キロ、飛距離107メートル。全力疾走から途中で速度を緩めて笑顔で本塁へ。「すごく緊張してたんですけど、カーブも頭の中に入れていたので反応できた。多少詰まったんですけど、しっかり振り抜けた」と振り返った。

4回2死の第2打席でも右前打を放つなど、いきなりマルチ安打の活躍。他球団でも現役ドラフト加入選手が結果を残す中で「刺激をもらってましたし、しっかり自分も負けずに、これから頑張っていきたいと思います」。チームは3連敗で5位に転落したが、長打力を期待されるプロ10年目の31歳が光明となった。

▽西武松井監督(陽川の本塁打に)「石川君のカーブですか。なかなか難しいんですけど、ほんとうまいこと打った。その後の(4回の)ヒットも素晴らしかったと思います」

▽西武外崎(1回に9日ロッテ戦以来となる先制7号ソロ)「久しぶりに大きい当たりを打つことができました。先制できて良かったです。アップルパンチ!」

▽西武松本(2回途中6安打5失点で降板)「中継ぎの方や野手の方、チームに迷惑をかけて申し訳ないです」

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