巨人育成ドラフト1位の松井颯投手(22)がプロ初登板初先発マウンドで躍動した。150キロを上回る直球と“魔球シンカー”を駆使して中日打線を寄せ付けず。3回までパーフェクト投球を披露した。

4回先頭の岡林に中前打打たれて初安打を許すも動じず。大島、細川、石川昂の上位打線を抑えて無失点に切り抜けた。

5回には1死一、二塁のピンチを招くも村松を122キロシンカーで空振り三振、代打アルモンテを内角高めへの145キロ直球で空振り三振。無失点に切り抜けて力強くほえた。5回2安打無失点、5奪三振でプロ初勝利の権利を持ったまま、68球でマウンドをリリーフに託した。

松井は「緊張しましたが、自分の持てる力は出しきれたかと思います。沢山のファンの皆さまの声援が力になり、5回まで投げきることができました」と感謝した。

育成入団1年目での初登板初勝利となれば、18年大竹(ソフトバンク)以来2人目で、球団史上初となる。

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