5月は無安打だった西武柘植世那捕手(25)が、6月の初打席でいきなり快音を残した。

1点を追う2回1死一、三塁。阪神伊藤のシュートを強く捉えると、打球は左中間へ。走者2人が生還し、柘植は二塁上で右手を突き上げた。球団広報を通じ「先制点を与えてしまったので、ここで逆転してこの後の展開を優位にしたいと思って打席に入りました。打てて良かったです」とコメントを寄せた。

3、4月に16試合でスタメンマスクをかぶった柘植は、右肘炎症での登録抹消もあり、5月は17打席のみ。安打もなかった。この日は佐藤龍世内野手(26)らとともに室内練習場で打ち込んでから、全体練習へ。努力の成果を示した。

得点力不足に悩む西武打線において、特に下位打線は課題となっており、8番打者が打点を挙げたのは4月25日のロッテ戦(ZOZOマリン)で柘植が適時二塁打を放って以来、29試合ぶりとなる。

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