ソフトバンク柳町達外野手(26)が2本の適時打で存在感を示した。初回2死満塁。カウント1-2から中日柳が投じた146キロの内角直球に食らいつき、詰まりながらもしぶとく左前へ。先制の2点適時打をマークし、チームは過去2度の対戦で0勝2敗と苦手とする右腕から先手を取った。「満塁のチャンスで『絶対に先制点を』と打席に入った。追い込まれてしまいましたが、何とかしぶとくヒットにできて良かった」と技ありの一打だった。

さらに2-2の3回1死一、三塁。再び好機で打席が回り、今度は真ん中低め130キロチェンジアップをとらえ、二塁への適時内野安打で一時は勝ち越しに成功した。今季の得点圏打率は4割1分2厘と勝負強さを発揮しており、「相手ピッチャーにだけ集中できているのが、いい結果につながっているのかなと思う」と胸を張った。

直近3試合は9打数ノーヒットに終わり、一昨日、昨日の打撃フォームを映像で確認し、タイミングの取り方などを微修正したという。その成果もあって、1試合3打点は自身最多タイで22年5月28日の広島との交流戦以来となった。

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