巨人ナインが旧友と再会した。試合前練習で5月17日にオリックスへトレード移籍した広岡大志内野手と交流。

智弁学園(奈良)時代からのチームメートだった岡本和真内野手(26)は、ベンチから一直線に駆け寄り笑顔の熱烈ハグで後輩との再会を喜んだ。主砲以外にも、中田翔や大城卓らナインが旧交を温めた。

WBCで共闘した侍ジャパンメンバーも再会を果たした。7日に先発する戸郷は宮城と言葉を交わし、おなかをタッチ。「良い御利益があるように(笑い)。宮城は前回完封してますし、いい刺激になります」とすっかり距離が縮まった後輩の活躍に発奮する。

ただ、試合が始まれば敵になる。岡本和は2回先頭、三ゴロを放って三塁・広岡の失策で出塁。同じ侍ジャパンメンバーで、試合前時点で通算5打数4安打、打率8割と好相性の山本から初の走者を出した。

1年9カ月ぶりの先発白星を狙った高橋だったが、3回1死満塁から森に中越えの先制2点適時二塁打を浴びて降板。2回1/3を4安打2失点3四死球だった。しかし、3回に反撃開始する。先頭の坂本が東京五輪で共闘した山本から左前打でチーム初安打を放つと、3試合ぶりにスタメン復帰の中田翔が内角への150キロシュートに腕をたたむ技ありの左前適時打。「チャンスだったので積極的に行こうと思っていました。詰まったけど、飛んでくれたところが良かったです」と振り返った。球界屈指の右腕・山本と対峙(たいじ)した。【小早川宗一郎】

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