明大(東京6大学)が、今大会初先発した木本圭一内野手(2年=桐蔭学園)の4回のチーム初安打で先制し、3戦連続の完封勝利。3大会ぶりの決勝進出を決めた。

試合が動いたのは4回だった。1死二塁の場面で「緊張はなかった」と強気で打席に入った。初球のチェンジアップをはじき返し、左中間に適時二塁打。「ただチームが勝つために良い仕事ができた」。春のリーグ戦でもスタメン出場はなく代打での起用だったが、この大舞台で大仕事をやってのけた。

ウオーミングアップの前に先発入りを伝えられたが「いつも準備はできている。自分のプレーができれば」と平常心だった。次戦に向けては「与えられた場所でがんばるだけ」と淡々と意気込んだ。

3大会ぶり7度目の優勝を目指し11日、神宮球場で行われる決勝に臨む。