球界を代表するショート、西武源田壮亮内野手(30)がのみこまれた。

初回2死二、三塁。5番坂倉の打球は遊撃源田の前へ弱く転がった。源田は捕球後、一塁へのランニングスローを試みるも、ボールが手につかず本塁側へ数メートルそれ、2走者が生還した。

直後、6番田中の打球はフライに。簡単な飛球に思えたものの、源田は落ちてきた飛球を見失い、間近に落ちた打球に対してグラブを出すこともできず(結果は安打)、2死一、三塁となった。

悪夢はこれで終わらず、7番林の三遊間へのゴロを捕球するも、源田は二塁へ悪送球。3点目を失った。最後は8番矢野の正面のゴロをアウトにした。

名手は悪送球後、まさかのミス連鎖に、三塁線の近くで30秒近く、しゃがみ込んだままだった。「失策」として記録されたものだけでも1イニングに2つ。チームは7連敗中で、借金も14にかさみ、交流戦最下位は確定済み。何とか勝利したい交流戦最終戦も、重たいムードが覆った。