巨人岡本和真内野手(27)が両リーグ一番乗りで20号に到達した。

2回先頭、WBCで共闘したDeNA今永の151キロ直球を、左中間席中段までかっ飛ばした。5日中日戦の満塁弾に続く2戦連発の先制20号ソロ。打球速度は172キロで飛距離は134メートルと、ホームラン王を独走するパワーを見せつけた。

若大将の音色に乗った。「オールドサマーシリーズ」が開催された3連戦初戦。原監督が現役時代に後押しを受けた復刻応援歌が、岡本仕様となって第1打席、右翼席から流れた。直後に豪快アーチ。「先頭だったので、塁に出ることを考えて打席に入りました。最高の形で先制できてよかった」と、初代若大将と右拳でグータッチをかわした。

ガラリと変えた意識が結果に結び付いた。今季新たに意識していた「縦ぶり」スイングを5月9日DeNA戦(新潟)から、昨年までの横振りのレベルスイングに戻した。高めや内角に窮屈な打撃が増えたためで「やっぱり高めを打てるようにならないと」と原点回帰。その1打席目、DeNAバウアーの外角高め直球をバックスクリーン左に運んだ。変更前は31試合4本塁打が、44試合で16本塁打と量産態勢。この日の1発も外角高めだった。

七夕の短冊には「日本一」と願いを込めた。球団では07~13年の阿部(7年連続)以来6人目となる6年連続20本塁打を達成。それでも常に「いくら自分が打っても負ければ面白くない。チームプレーが野球の醍醐味(だいごみ)」という姿勢は変わらない。9回先頭では空振り三振に倒れ、悔しさをにじませた若大将。次は願いをかなえるため勝利へのアーチを描く。【小早川宗一郎】

▼岡本和が2戦連発で6年連続のシーズン20号。岡本和は20年にセ・リーグ20号一番乗りを記録したが、両リーグ最速の20号は自身初。巨人で両リーグ20号一番乗りは10年阿部以来8人、19度目。日本人の右打者では原監督が82年に記録して以来、41年ぶりだ。なお、巨人で20本塁打を6年以上続けたのは、07~13年まで7年連続の阿部以来6人目。

【動画】巨人岡本和真が両リーグ最速20号の先制ホームラン 七夕の夜飾る2試合連発弾

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