オリックスが宮城大弥投手(21)の8回4安打1失点の粘投で、ソフトバンクにカード勝ち越しを決めた。

白星こそつかめなかったが、勝利に貢献した左腕は「もっと早くファウルを取れたり、ストライクを取れたりしたら、いいテンポに持っていけた部分はあると思うので、修正したいなと思います」と自らに厳しく振り返った。

初回2死から近藤、柳田の連打で1点を失うも、直後の2回に宗の本塁打で同点。そこから7回までわずか1安打に抑えた。

1-1のまま迎えた8回。先頭の牧原大に中前打を浴びると、2死二塁から中村晃を申告敬遠。その後、野村勇に死球を与え2死満塁のピンチで、近藤に3ボール。絶体絶命のピンチで直球を続け、最後は空振り三振に仕留めた。中嶋聡監督(54)も「あそこ(8回)は投げてほしいなと思いましたし、しっかり投げきってくれましたね」とねぎらった。

前半戦は6勝3敗で折り返す。「イニングごとにしっかり修正して仕事ができたので、そこらへんはまた後半戦に向けて、1つ1つ大事にやっていけたらなと思います」と勝負の後半戦を見据えた。

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