日本ハムは6年ぶりの10連敗で前半戦をフィニッシュした。西武に逆転負けを喫し、両リーグ最速で50敗に到達し、3年連続の最下位ターンとなった。新庄剛志監督(51)は4日間の球宴ブレークを過ごす選手に「野球とか一切忘れてもらって」と、心身ともリフレッシュすることを厳命。後半戦は大型連敗ストップからのスタートダッシュで、借金「15」からの下克上日本一を目指すことを誓った。

試合前に加藤豪が持ち込んだ必勝ダルマの“だるびっしゅ”で重苦しい空気を振り払いたかったが、現実は厳しかった。日本ハムは2点を先制した1回こそ明るいムードが復活したが、2回以降は再び暗雲が垂れ込めて逆転負け。17年以来の10連敗で前半戦の戦いが終了した。ズルズルと止まらない負のスパイラルは、球宴ブレークで一時的に凍結する。この4日間で新庄監督が選手に期待することは-。

新庄監督 もうね、野球のこと、考えなくていいです。僕だけ考えるから。もう野球とか一切忘れてもらってリフレッシュして。どう考えても、あがいたって変わるもんでもない。バットもグラブも筋肉も休んでもらって。連敗した後に、ちょっと切り替えられるオールスターという休みがある。ちょうどよかった。

負けは続いているが、選手は必死に戦ってきた。結果を出したいと思う中での空回りが、出口の見えない連敗トンネルを掘り進めている部分もある。チームの雰囲気を変えようとした加藤豪のように、誰もがきっかけを探し回っている現状。少し立ち止まって、反攻への英気を養う必要性を説いた。

交流戦の前後で見せた、投打のかみあった野球ができる選手たちだと知っているからこそ、巻き返しへの自信もある。

新庄監督 まだチャンスあるんでね。クライマックスに入り込んで、そっから一気に行ける、若い力の選手たちはいっぱいいる。

選手には少し羽根を休ませ、新庄監督は休みも関係なく野球と向き合う。今季ワースト借金「15」の最下位から大逆襲する後半戦へ向けて、有意義な4日間とする。【木下大輔】