巨人中田翔内野手(34)が、一振りで試合をひっくり返した。1点を追う7回2死、ブリンソンの飛球を阪神島田が落球して2死二塁で巡ってきたチャンスに代打で登場。阪神桐敷の2球目146キロ直球を振り抜いた。打球は左中間席に飛び込む逆転の13号2ラン。起死回生の一打を豪快に決めた。
中田翔は打った瞬間、柵越えを確信。ベンチに戻ると満面の笑みを浮かべてナインとハイタッチし、「無心で思いきっていきました。最高の結果になってよかったです」と喜んだ。7回1失点の投球を終えてベンチに座っていたグリフィンに白星の権利をプレゼントし、力強く抱擁を交わした。
6日の広島戦(マツダスタジアム)では故郷の広島で通算300号本塁打を放っており、2試合ぶりの通算301号となった。
【本塁打詳細】
角度=23度
打球速度=166キロ
飛距離=122メートル