中5日の広島九里亜蓮投手(31)が今季最多128球を投げ抜いて、完封勝利した6月30日ヤクルト戦以来の7勝目を再び完封で手にした。序盤の援護点を背に攻撃的な投球を徹底。5回1死一、三塁、7回1死一、二塁も無失点で切り抜け、9回は志願して上がった。「先に点を取ってくれても追いつかれ逆転されるという形が多かったので、今日はしっかり投げきることができたので良かった」。無四球でDeNA打線を封じた。

▼九里が今季3度目の完封勝利。過去2度は5月10日中日戦(バンテリンドーム)6月30日ヤクルト戦(神宮)で、いずれも敵地で記録。ビジターでシーズン3完封は14年の岸(西武=4度)と則本(楽天)以来で、広島では95年チェコ以来28年ぶりだ。一方、打撃では4打席ノーヒットで、昨年5月11日阪神戦から74打席連続無安打。連続打席無安打記録は64~65年嵯峨(東映)の90打席だが、広島では73~75年佐伯の71打席を抜く最長記録。

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