DeNAは中日涌井を攻略できず、今季3度目の対戦で初めて白星を献上した。

6回まで投げられ、走者は5回1死からの連打のみ。三浦大輔監督(49)は「(涌井は)確かに良かったと思います。その中でなんとかしないといけない。チャンスらしいチャンスも、あの回(5回)ぐらいしかなかった。丁寧に投げられたと思います」と、表情を崩すことなく振り返った。

最後まで諦めない粘りは見せた。8回1死走者なし、代打でベテラン藤田一也内野手(41)が登場。二塁手へのゴロで、顔面から一塁ベースへ滑り込み内野安打とした。得点にはつながらなかったが、気持ちで球場を盛り上げた。9回は難敵マルティネスから佐野恵太外野手(28)の適時打で1点を返し、1発が出れば同点まで迫った。

指揮官は「結果、勝つためにやってますから、勝てなかったですけど」と敗戦を受け止めた上で、「ただ、ああいう藤田の姿勢。執念を見せてくれましたし、何とか最後まで食らいつけたのは明日に生かしていかないといけない」と切り替えるように話した。

▽DeNA大貫(8月5日以来の登板。6回4安打2失点で4敗目)「両サイドに投げ分けることができ、自分らしいゴロを打たせるピッチングができたと思います。先制点を与えてしまった場面はもう少し粘りたかったです」

【関連記事】DeNAニュース一覧