2位死守へ。広島大瀬良大地投手(32)が19日、マツダスタジアムで翌20日DeNAとの最終戦登板に向けて調整を行った。DeNAとは2ゲーム差となっており、本拠地でCSファーストステージに臨むためにも負けられない戦いとなる。

 

直近2試合はいずれも1回に失点しており、立ち上がりに課題を残す。「ここ2試合だけじゃなく、イメージとしてそういうところがあると思う。しっかり勝負はして行ってはいるんけど、何とかゼロでいい流れで攻撃に流れを持って来られる投球をしたい」。立ち上がりの投球から逆算して、登板直前の準備を変えていく。

 

今季DeNAとは相性は悪くない。3度対戦して1勝、防御率3・18。佐野には2本塁打を浴びているものの、中軸の牧を1割4分3厘、宮崎にも1割6分7厘に抑えるなど、チーム被打率は対戦球団で唯一1割台の1割8分3厘を記録する。連勝中の3位球団との直接対決を制すことでゲーム差を広げるだけでなく、CS出場をグッと近づけることとなる。

 

「2ゲームだからとか、5ゲームだからとかを気にして結果が変わるなら気にするけど、目の前の試合を勝てるように。自分の結果が良くても悪くても、最後チームが笑って、勝って、終えられれば、それがベスト。明日の試合に勝つことでいっぱいという感じ」。明日もチームを背負って、マウンドに上がる。

 

残り7試合となり、連戦もシーズン最終戦までの3連戦が最長となった。前日18日の中日戦同様、中継ぎ陣を総動員できる。菊地原コーチは「大地に頑張ってほしいですけど。そこはもう1戦1戦」と先発に送り出す大黒柱への期待を口にしながらも、一戦必勝の態勢で臨む覚悟を示した。【前原淳】

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