14日開幕のクライマックスシリーズ・ファーストステージを控えた広島に、戦力がそろってきた。4日、本拠地マツダスタジアムで再開された全体練習に野間峻祥外野手(30)、ニック・ターリー投手(34)が復帰。

新井貴浩監督(46)は「CSだよ、全員集合。これでもう完璧でしょう」と、ドリフターズの人気番組のタイトルになぞらえて2人の合流を歓迎した。

野間は9月15日の阪神戦で左太もも裏を痛め、同17日に出場選手登録を抹消されていた。「大事な時期に外れてしまったので、申し訳ないというか。CSもありますし、チームにしっかり貢献できるようにしっかり準備したいと思います」と気を引き締めた。離脱中に自身の穴を埋めた若手の活躍に「頼もしさもあるけど、自分がしっかりやらないと、という気持ちにさせてくれた」と背中を押された。14日までに予定されている練習試合などで、故障箇所の状態を確かめながら実戦カンをつかんでいく。

腰痛で8月21日に離脱したターリーは、2軍戦登板を経て合流。「(腰は)もう100%の状態です。(ポストシーズンは)どんな形であろうと貢献したいです」と意気込んだ。

2人の現状を見届けた新井監督は「打線においては彼(野間)の存在っていうのは大きいし。球数を投げさせることもできるし、今年勝負強いからね。つなぐこともできるし。心強いですよね。ニックも、問題ない。社会人との練習試合もあるので、そこで投げてみて、というところですね」と準備を整えさせる。

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