桐蔭横浜大は7回コールドの快勝で横浜国大に先勝した。

ドラフト上位候補の古謝樹投手(4年=湘南学院)は先発し、NPB7球団11人のスカウトが視察する中、6回2安打無失点、10奪三振と好投した。「初回はストライクが入らなくててこずる場面があった」と味方失策から得点圏に走者を出すも、この回を無失点に抑える。2回以降はテンポ良く投げ込み、一度も三塁を踏ませず相手打線を圧倒した。西武渡辺GMは最速153キロ左腕を「ピッチャーとしていろんなスキルを持っている。ピッチングが出来るのが良い。(上位に)当然入ってくると思います」と評価した。

エースの好投に打線も奮起した。6回には打者11人で7得点を奪うなど一気に攻め、コールド勝ちに持ち込んだ。

26日にドラフト会議が近づく。古謝は「気持ちはすごく高ぶるけど気にすると自分はダメになっちゃう。なるべく練習からオープン戦(試合)を投げるつもりで取り組んでいる」と明かした。

リーグ戦も終盤にさしかかる。「日本一を目標にしている。1週目はふがいない投球をしてしまったので、もうここら辺では負けてはいけないという気持ちを持って投げていきたい」と語った。