今季限りで戦力外通告を受けた巨人田中豊樹投手(29)が14日、スーツ姿で川崎市のジャイアンツ球場にあいさつに訪れた。今季は15試合に登板して、0勝1敗、防御率4・09。イースタン・リーグでは26試合に登板して3勝2敗、防御率5・47だった。

日本ハム時代の19年オフに通告されて以来、自身2度目の戦力外通告に「みんなが思ってる以上に、慣れじゃないですけど(笑い)。前回は25歳というのもあってどうしようというのがあった。今回はダメだったらこの先の人生の中で長いので前を向くしかないと思った」とプラスに捉えた。

19年には合同トライアウトから巨人との育成契約を勝ち取り、4年間で85試合に登板しブルペン陣を支えたが「ほとんど打たれているので、抑えたのは記憶ないです。苦い思い出の方が多い」と回想した。

球団職員となるオファーもあったが、NPB復帰を目指して一時保留にしてもらい、現役続行を目指す。合同トライアウト受験は検討中。「NPBにこだわるっていうのは一番ある」と他球団からのオファーを待つ。

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