1位指名した国学院大・武内夏暉投手(4年=八幡南)を、西武松井稼頭央監督(48)は3球団競合で引き当てた。

げんをかついでいたのは、赤紫のパンツを履いていた松井監督だけではなかった。渡辺久信GM(58)がうれしそうに話す。

「今日あれの時、ずっとポッケを触ってて。スクールカラーのハンカチを。赤紫を見つけるのが大変だったんだけど。赤紫なんてねえぞって。似たような色のやつを探してね、ずっとここ(左尻ポケット)を押さえてて良かった。監督が引いてくれてほんっとに良かった」

渡辺GMは「あれで流れが来たね」と振り返る。育成指名含め、合計13人。ほぼ想定通りの指名で「育成でもだいぶ思ってた通りの選手が取れてるというか、育成からでも上がってきそうな楽しみな選手がいるし」と期待していた。