西武渡辺久信GM(58)は17日、国内FA権を行使した山川穂高内野手(31)と現状では今後の話し合いの場が予定されていないことを明かした。

契約更改が行われた秋季キャンプ地の高知・春野でオンライン取材に応じた渡辺GMは山川のFA宣言について「ひとつは彼の取った権利ということで、それをどう行使するかっていうのはね。まあ、我々としては、彼もいろいろ悩んだ末に行使したというところは尊重しなければいけないと思う」と、かねて示していた選手側の権利を尊重したい意向をあらためて表明。「あとは彼がどういう選択をするかというところだと思います。我々もいろんな思いはありますけど、やっぱりFAというのは選手主体のアレなので」とした。 西武はすでに単年契約を提示。5月に明るみになった山川の不祥事なども踏まえて減額での提示とみられ、宣言残留は認めているものの、条件の見直しはしない見込み。渡辺GMは山川と今後の話し合いの予定について問われて「今のところは入っていないです」と話した。

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