東松島市から大きく羽ばたく。楽天ドラフト7位の日本ウェルネス宮城・大内誠弥投手(17)が17日、宮城県内で入団交渉に臨み、契約金2000万円、年俸500万円(金額は推定)で基本合意した。将来性が評価された身長191センチ右腕は「角度を生かしたボールが一番の武器。それを生かせられるような体づくりを頑張りたい」と力を込めた。

担当した益田大介スカウトから、これまで応援してきた球団のユニホームを着させてもらい、帽子をかぶると自然と笑みがこぼれた。「ユニホームを実際に着てみて、実感がすごく湧いている」。固い握手をかわした益田スカウトは「イーグルスが本当に好きなチームだということは聞いていた。本当に似合っているということで、早く1軍の舞台で投げている姿を見たい」と、大きな期待を寄せた。

同じ宮城出身で、チームメートとなる大先輩・岸孝之投手(38)が憧れの存在だ。「昔からテレビで見たり、ボールをまねして投げたりしていたので、聞いてみたいことがいっぱいある」。同郷の選手の活躍が活力となっただけに、自分が地元や東北を盛り上げたい気持ちも強い。「自分のプレーを見て、元気をつけてもらうことが一番。皆さんに恩返しできるように頑張りたい」。同市にある航空自衛隊松島基地の「ブルーインパルス」のように注目され、憧れる存在へと成長を遂げていく。【相沢孔志】

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