阪神2年目の桐敷拓馬投手(24)が3日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、ジャスト3倍の3300万円で更改した。

「後半戦はチームの戦力というか、チームのために投げられたと思いますし、2月3月を思ったら想像できないような後半戦だったと思います」

今季は先発としてスタートし、5月26日の巨人戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げたが、その後2軍再調整。7月18日のフレッシュ球宴で守護神として登板したことをきっかけに、岡田監督が中継ぎとしての適正を見抜き、7月下旬にリリーバーとして1軍に再昇格。安定感抜群の投球を継続して信頼を高め、夏場以降で勝ちパターンに定着した。 8月下旬には指揮官からは「そらオールマイティーやろ、今は“スペードのエース”やろ、あれ」と、切り札的存在として認められ、重要な局面を任されることもあった。

今季は27試合に登板し、2勝0敗、14ホールド、防御率1・79の奮闘ぶりで、チームの18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に貢献。シーズンオフには侍ジャパンにも選出されアジアチャンピオンシップの優勝にも貢献した。

来季は岡田監督がスタートから中継ぎとして起用することを明言している。(金額は推定)

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