阪神4年目の及川雅貴投手(22)が3日、兵庫・西宮市内で契約交渉に臨み、1700万円アップの3200万円でサインした。

2年目の21年は39試合に登板してブレークしたが、22年は1軍戦の登板がわずか1試合にとどまった。再起を喫した今季は中継ぎとして4月下旬から1軍に昇格。2度の2軍再調整を乗り越え、33試合に登板して3勝1敗、防御率2・23と奮闘。オフには若手中心の侍ジャパンにも選出され、アジアチャンピオンシップの優勝に貢献した。

倍増以上の更改にも、及川は「去年とか一昨年のと比べても、一番悔しいシーズンだった。岡田監督の信頼が欠けてたのかなっていうのは、もちろん感じていた。状態がいいのに、投げられないという悔しさを感じたシーズンでした」と振り返った。

来季に向けては「1年間通して1軍にい続けるっていうのを最低限の目標にして、登板数も40試合まで行ったことないですし、達成したら、またどんどん目標も上げていくっていう形では考えています」と抱負を語った。(金額は推定)