秀岳館(熊本)で4季連続の甲子園出場、3季連続の4強入りに貢献し、その後は東京6大学リーグの立大でプレーした川端健斗投手(23)が、来年から社会人野球のエイジェックでプレーすることが分かった。立大4年時の21年11月に左肘のトミー・ジョン手術を行い、大学に籍を残したままリハビリを続けていた。

秀岳館時代は甲子園で通算11試合に登板し、48回2/3を投げ57奪三振とイニング数を大きく上回る奪三振を記録した。140キロ台中盤から後半の直球と、縦に大きく割れるカーブやカットボールを武器に、現ソフトバンクの田浦文丸投手(24)との2枚看板で活躍した。

立大入学後は1年春のリーグ戦で7試合に登板。23回1/3で23三振、防御率1・93と好成績を収めた。同年秋も6試合に登板したが、2年秋のリーグ戦を最後に肘痛の影響で登板がなかった。

復帰に向けては慎重なリハビリを重ね、現在は8割程度の力で投球練習を再開している。エイジェック入りにあたり「こんな状況でもとってくれたエイジェックに感謝です。今まで遅れた分を取り返したい」と最短で25年ドラフトでのプロ入りを目指す。【黒須亮】