ヤクルトからトレードで西武移籍が決まった元山飛優内野手(25)が25日、埼玉・所沢市内の球団施設で入団会見を行った。西武宮川哲投手(28)とのトレードが発表されてから4日。「敵チームから見ていても活気があって、すごく雰囲気のいいチームだなと思っていた。素直にうれしいという気持ちが強い」と会見で口にした。背番号は30に決定。「西武ライオンズの30番は元山と覚えてもらえるように、来年から頑張っていこうと思います」と意気込んだ。

長野・佐久長聖、東北福祉大をへて、20年ドラフト4位でヤクルトに入団。プロ1年目の21年には遊撃で60試合に先発するなど97試合に出場。打率2割5分5厘、3本塁打、17打点を記録するなど、ルーキーイヤーからヤクルトの優勝に貢献した。西武渡辺久信GM(58)は「私は佐久長聖の時から見ている。なかなか二遊間を守る選手というのがうちでもそんなに多くない。期待はすごくしています」と話した。

西武の二遊間には、日本代表侍ジャパンでWBC世界一に貢献したショート源田壮亮内野手(30)、セカンド外崎修汰内野手(31)がいる。「セカンドはショートに比べてちょっと不慣れですけど、苦手というのはない。出されたところでしっかりプレーできたら」と得意の守備からアピールしていく。

24日には母校の長野・佐久長聖が、全国高校駅伝で大会新記録を出して優勝を果たした。後輩の姿も刺激にしながら「1月の自主トレではしっかり走り込んでいきたい」と力を込めた。

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