楽天田中将大投手(35)が21日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。2年連続の「越年更改」は、減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える約45%ダウンの年俸2億6000万円プラス出来高、単年契約でサインした。(金額は推定)
★田中将の一問一答<1>
--球団とはどのような話をしたか
「いろいろな話はしましたけど、球団としての考えだったり、自分なりの意見とかを言わせていただいたりしましたけども、自分のことは、特に自分から発信することもなかったので、(報道で)いろいろな臆測だったりが勝手に流れていましたけど、(契約)条件だったりは12月の頭ぐらいにまとまっていたので。ただ、自分がその後に海外に行ったり、自主トレに行ったりで、タイミングが合わず、この時期、今日という日になってしまった。ご心配をおかけしたファンの方々には、本当に申し訳なく思っています。自分のことに関しては、もう決まっていたので、そこに関して(球団と)お話しすることはなかったです」
--松井裕樹が移籍し、則本が抑えに転向した。投手陣で大きな変化があったが
「チームのことを考えれば、もちろん、若い投手に出てきてもらわないといけないところだとは思う。21年にイーグルスに戻ってきてから、自分が7年間チームを離れていたこともあって、戻ってきてあまりよく分かっていない中で、いきなりいろいろ言うのも違うなと思って様子を見たり、いろいろしてきた中で、若手にはもうちょっとやってもらわないとなと思う部分がやっぱりたくさんあったので、見ていて、いろいろ足りないなと思いました。もっとやっていかないと上(1軍)では投げられないなと思いますね」
--若手がまだまだ足りないと思う部分は
「なんかやっぱ、いろんなことに対する意識だったり、取り組み方だったり、それはなんか見ていて感じますかね。今の時代って知識とかいろんなものは転がってるとは思いますけど、でも、それをどうやっぱり野球、投球に生かしていくかだと思うので、そういう中で見ていて物足りないなっていうところはありますかね」
--これからさらに踏み込んで若手に言っていくか
「もちろん、自分から言っていくこともありますけど、でも、やっぱりそれって押し付けるもんじゃないと思いますし、そこは非常にやっぱり難しいところではあるんですけど、でも本当にこうなんだろう、自分の中で学びたいだったり、疑問に思ってることだったり、知りたいことっていうのは聞いてくるものだと思ってるので、別に知りたくもないことをこっちから言ってもしょうがないので」
--今江監督になり、則本、浅村のキャプテン2人体制になった。この体制の中で自身が果たすべき役割は
「なかなか、やっぱり難しいところではあるんですよね。自分が果たして若いときに20代前半だったり、それぐらいのときに、チームで35とかそういう30歳超えてる選手たちに、気軽に何でも言えたかっていうと、別にそういう雰囲気が大事なのかっていうとそうでもないと思うし、じゃあピリッとした緊張感も必要だと思うし、難しいところではあるんですけど、でも、そこに関しては自分自身も何だろう、チームに21年にまた戻ってきてから、意識的にやっぱり自分の立場が変わってるってことは、意識はしていたので、自分からやっぱり声をかける回数っていうのは増えてましたし、こうやって自分で言ってるとちょっと恥ずかしくなってきますけど、なんか今までの自分の若い頃とは、またやっぱり違う考え方にももちろんなってきているので、やっぱり違う形でチームに貢献をしていきたいなという風に思ってますけども、何かこっちから『どうや?』っていう話を聞けたらいいですけどね」
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