広島の新外国人、ジェイク・シャイナー内野手(28=マリナーズ3A)が5日、休日返上で本拠地マツダスタジアムの室内練習場で打ち込んだ。2月のロッテ、DeNAとの練習試合では安打を放ったが、オープン戦5試合は計12打数無安打。ただ「今は結果より過程が大事だと思っている」と力説した。

2月10日の紅白戦(日南市天福)から実戦の打席に立つ中、認識できたことがある。「日本の投手はストライクを最初に投げてくることは少ない。カウントが後ろになる。見逃していくと打ちにいけない、というところがある。どれだけいい球を打てたか、難しい球を見送れたか、というところを大切にしている。打席を振り返って、いい球を打てた、見逃せたというところをやっている」と好球必打への取り組みを明かした。

オープン戦無安打は懸念材料ではないが、満足できるものでもない。一方で「いい打球があったり、いい取り組みはできている」と重視する部分で手応えはつかんでいる。休日返上で本拠地を訪れたのも「オフだけど、体を動かしながらほぐして、取り組んでいることを確認したいと思った。それがゲームの中で出せたら思っている」と明確な狙いがあった。

シーズン開幕試合となる29日のDeNA戦(横浜)までに状態を高める自信については「もちろんある」ときっぱり。「打つ球種や選択は大切だし、リズムも大事。そこをしっかり合わせてかみ合えば、必ず自分の打撃ができると思っている。準備をしっかりする」とうなずいた。

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