日本ハムに3年ぶりに復帰したドリュー・バーヘイゲン投手(33=カージナルス)が先発し、3回7安打5失点で降板した。球数は80球。制球に苦しみ、4四死球と荒れた。開幕ローテーション入りが内定している助っ人右腕は「今日は、あまり調子がよくなかった。打者有利にならないように、ストライクが先行する投球をしていきたい」とコメントした。

試合後に取材対応した建山義紀投手コーチ(48)は「来日してからメカニックの部分で直しているところもありますし、それが悪い形で出た」と指摘した。

前回在籍していた20、21年は直球系がほぼ150キロ超えだったが、現在は140キロ台にとどまっている。同コーチは「もちろんね、現状ではまだまだバーヘイゲン本来のボールじゃない。そこは投げていきながら良いものをつかんでという狙いもある。今日は80球投げられたことを良しとして、また次のステップに」と本来の姿へ戻る前の過程として捉え、今後の復調に期待した。

バーヘイゲンのシーズン最初の先発登板は、3週間後の31日ロッテ戦(ZOZOマリン)が有力とみられている。まだ、2度の調整登板を残している段階ではあるが、3週間後に迫る“本番”へ間に合うかと問われた同コーチは「と、思っています」と話した。

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