日本ハムは14日、育成3年目の福島蓮投手(20)と支配下選手契約を締結したと発表した。

21年育成ドラフト1位で八戸西(青森)から入団した福島は、身長190センチの長身右腕。入団時から約10キロ増量して体重76キロとなり、直球の最速も144キロから現在は150キロ超え。角度があり、伸びも力もある真っすぐとフォークを武器とする本格派だ。

新庄剛志監督(52)も2月の春季キャンプ序盤から高い評価を与えていた。「いやぁ将来性ある選手、福島君、柳川君。これは何年後かに、とんでもない活躍しますよ。早めに2ケタ(背番号)、支配下にしないと。もう3年目でしょ?(他球団に)取られますよ(笑い)」と福島と同期入団の育成右腕、柳川大晟投手(20)についても触れながら期待していた。

◆福島蓮(ふくしま・れん)2003年(平15)4月25日生まれ、青森・八戸市出身。小4から青潮ファイターズで野球を始め、湊中時代は軟式野球部に所属。八戸西では1年春からベンチ入り。3年春のセンバツに21世紀枠で出場。初戦で具志川商(沖縄)に敗れる。22年育成ドラフト1位で日本ハムに入団。2年目の昨季は2軍戦で17試合(先発9試合)に登板し、4勝2敗、防御率2・79、奪三振率8・88をマーク。190センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸330万円。