ソフトバンク和田毅投手(43)が26日にウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で先発する。シーズン前最後の実戦で、60球程度、最長5回を予定。登板を翌日に控えてペイペイドームで調整した左腕は「納得すれば早く終わるかもしれません。60(球)を目安に、この1週間やってきたことを試合のマウンドで表現できると思う」と力を込めた。

春季キャンプ中に小久保裕紀監督(52)から本拠地開幕となる4月2日ロッテ戦の先発を託された。ただ、昨年末に左ふくらはぎを痛め、1月の自主トレでは左脇の張りが原因でフォームを見失い、思うように調整ペースが上がらなかった。実戦でも納得のいく投球ができなかった。

前回19日の阪神戦では5回8安打4失点の内容にも、確かな手応えを感じ取ったという。「結果はだめでしたけど、打たれた理由が自分で分かってきている。少しずつ改善の方向に向かったのは自分にとっては良かった」。倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーター(49)とも話し合い「それが向かわなければ自分から(4月2日の先発を)やめようと思ったぐらいだった。そこ(阪神戦)で方向性が見つかったので『行かせてください』と自分からお願いをしました」と打ち明けた。

「開幕してからも結果になってきますし、そっからは競争になる。たくさんいい結果を残している投手もいるので、自分もしっかりと結果を出し続けるしかないと思う」と決意をにじませた。

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