開幕3日前に広島に衝撃が走った。森下暢仁投手(26)が右肘の張りのため、決定していた開幕第2戦の30日DeNA戦(横浜)の先発を回避することになった。

新井貴浩監督(47)が26日に明かし、「本人は行けると言ったが、彼には万全な状態で開幕を迎えてほしいので、こちらがストップをかけました」と説明。今後、病院で受診する予定。先発を1回飛ばすだけかどうかは「状態を見ながら。現時点ではっきりしたことは言えない」とした。

森下は23日のソフトバンクとのオープン戦で先発し3回5安打5失点。その試合で張りを訴えた。昨季も右肘クリーニング手術の影響で出遅れ、1軍初登板は5月だった。2年連続で開幕に間に合わない形になった。

最後まで開幕ローテ候補だった黒原拓未投手(24)が代役先発する。新井監督は「(DeNAは)右にいいバッターが多い。黒原は右打者もそんなに苦にしていない」と、3年目左腕に開幕2戦目の大役を託した。黒原も「しっかり自分のできることをやって、いいものを出せたら」と意気込んだ。ピンチをチャンスに変える。【高垣誠】

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