オリックス1軍用具担当としてチームを長年支えた松本正志さん(64)が31日付で退職することが29日、発表された。

東洋大姫路(兵庫)時代は剛腕サウスポーで1977年(昭52)夏の甲子園で優勝投手に。同年秋のドラフト1位で阪急(現オリックス)入りし、プロ1年目で日本シリーズにも登板した。だが思うように成績を伸ばせず、87年の引退後は球団スタッフに転身した。

「ルーキーのシーズンに優勝して、3連覇でキャリアを終えることができて最高のプロ野球人生でした。これからはひとりのOBとして、オリックスファンとして、大好きな野球をゆっくり観戦できることが楽しみです。チームの皆さんには健康に留意しながら、パ・リーグ4連覇をぜひ達成してもらいたいです」とコメント。チームを陰で支え続けた松本さんは、誰からも慕われた。その人柄を示すように、開幕前日の28日の練習前にはナイン全員から胴上げで送られていた。

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