<巨人0-5阪神>◇31日◇東京ドーム

阪神森下翔太外野手(23)が重くるしいムードを払拭した。0-0の8回2死一、三塁で、左中間に決勝の1号3ラン。苦しんだ昨季日本一チームに今季初勝利をもたらした。

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森下はゴルフも野球と重ね合わせる。昨オフのイベントをキッカケにゴルフを始めた。同僚の小野寺や小幡らと何度かラウンドした。趣味にする選手は多く野球とは違った打ち方でプレーすることも少なくない。その中でも森下は、極力同じ打ち方を心がけている。

「体の使い方自体は同じ。野球とゴルフは違う打ち方という人もいると思うんですけど。理にかなった打ち方になれば同じ打ち方で打てると思う。つながる部分は絶対にある」

打撃と同様、胸椎の部分から体を動かしスイング。体の角度を変えるだけだという。「止まっているボールを打つだけでも難しい。でも、そこでしっかり打てなかったら前から来るボールもなかなか打てないと思うので。そういう意味で、調整方法の1つとしてゴルフって全然ありだと思っています」。リフレッシュの一時からも、成長のヒントを逃さない。【阪神担当=波部俊之介】

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