楽天の4番浅村栄斗内野手(33)が、今季20打席目で初安打を放った。定位置の三塁ではなく、今季初めてDHで出場。4点を追う7回1死一、二塁、カウント2-2から日本ハム北山のフォークを捉えて左前適時打を決めた。この回までチームとして完全投球に抑えられていたが「とりあえず1本出たんで。よかったです」とホッとした表情を浮かべた。

9回にも意地を見せた。2死一塁から守護神・田中正の155キロ直球を右翼線へはじき返す適時二塁打。「一番いい球っていうのは速い球なんで、そこにしっかり合わせようと思って、打席に入ったんで、追い込まれてから右に打ててよかったです」とうなずいた。

4打数2安打2打点と復調の兆しを示した。「とりあえず、なんとか早く1本打ちたいと思ってやっていたんで、また明後日からはちょっとリラックスして打席に入れると思う。いいきっかけにしたいです」と力を込めた。

今江監督も主砲の復活を喜んだ。「浅村にヒットが出てくれたっていうのはチームにとっては負けてしまいましたけど、良かったというか、いい材料」と話した。

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