楽天藤井聖投手(27)が4日、“鷹狩り”へ名乗りを上げた。今季初先発予定の7日ソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)に向けて、同球場でキャッチボールやダッシュなどで調整。「良くもなく悪くもなくって感じで、いい状態ではあると思います。めちゃくちゃいいわけじゃないですけど」と落ち着いた口調で話した。

開幕2カードは計5試合だったため、出番はなかったが、先発ローテ6人目に指名された。もともとは11日オリックス戦(京セラドーム大阪)に合わせて調整していたという。だが、今季から先発に転向した内の登板間隔に余裕を持たせるため、1度出場選手登録を抹消し、藤井に白羽の矢が立った。「急に7日って言われたんで、急は急ですけど、期間はあったんで全然大丈夫です」と問題なしの姿勢を示した。

藤井はソフトバンクと相性がいい。昨季は4試合に登板して2勝0敗、防御率1・32。ただ、今季は右の大砲2人の加入で破壊力は増した。「ウォーカーと山川さん、右が2人入ってるので、去年は左が多くて助かった部分もあるんで、そこが全然違うんで、警戒しながらって感じです」。その上で「天下のソフトバンクさんなので、ちょっとやっつけようと思います(笑い)」と“絶口調”だった。

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