支配下選手契約を締結した楽天清宮虎多朗投手(23)が5日、楽天モバイルパークで会見に臨んだ。「本当にほっとした気持ちでいっぱいです」。昨季は2軍の守護神として22セーブを挙げ、イースタン・リーグで最多セーブをマーク。1軍でも勝ちパターンの一角を目指し「自分の持ち味でもある強気のピッチングで、どんどん相手をねじ伏せていけたらなと思います」と言葉に力を込めた。

3日に支配下になることを伝えられたという。球団スタッフらに「(午後)3時ごろまでちょっといて」と言われ、「何か悪いことしたかなと結構、振り返っていて。それで、その部屋に行ったら(2軍の三木)監督と(スカウト部の)愛敬さんがいて、この状況はどういう状況だって思って、そういう話でちょっと本当にびっくりしました」と舞台裏を明かした。

昨年6月のイースタン・リーグ・ヤクルト戦で最速161キロをマークした。「相手バッターを抑えて、しっかりゼロで帰ってくるというところが一番目にはあるんですけど、この球場(楽天モバイルパーク)で160を表示させたいですね」。日本人選手最速タイとなる165キロも見据える。「頑張って165をやるからには目指したいですね」と意気込んだ。

清宮は八千代松陰(千葉)から18年育成ドラフト1位で楽天に入団。今季は春季キャンプからオープン戦最終戦まで1軍に同行していた。背番号は育成時代の「135」から「79」に変更となる。