日本ハムが延長12回サヨナラで勝利した。1死満塁からマルティネスが中犠飛を放った。

2点ビハインドの7回は無死満塁、奈良間の中犠飛で1点を返すと、なお1死一、二塁から代打郡司が右前打。右翼の若林がファンブルする間に、二塁走者の田宮が生還した。6回までチャンスをつくりながら得点できなかったが、あきらめない姿勢がつながった。

打線のてこ入れが功を奏した。新庄監督は3月19日のオープン戦以来、安打がなかった加藤豪を「1番一塁」で起用した。すると3回2死一塁で今季初安打となる右前打、6回先頭で右翼線二塁打、さらに7回1死一、二塁で中前打と、発奮した。4日の練習後、新庄監督は好投手の多い西武との対戦を踏まえ「ちょっと打つより守備を重視していこうかなと思っています」と方針を口にしていた。マルティネスを一塁からDHに変え、加藤豪を一塁に起用。狙いは守備の強化だったが、意気に感じた加藤豪の3安打は、打線を勢いづかせることになった。

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