西武が球団通算1万試合の節目を勝利で飾ることはできなかった。

2回1死三塁から6番佐藤龍の一ゴロの間に1点を先制。5回には、先頭の新外国人コルデロが中越えに来日第1号となるソロ本塁打をたたき込み、優位に試合を進めた。

2点の援護をもらった先発今井は6回まで無失点に抑えていたが、7回につかまった。無死満塁から8番奈良間に中犠飛を許すと、続く代打郡司の右前打に右翼手若林の失策が絡んで同点となり、試合は振り出しとなった。

今井は7回10安打2失点(自責1)で降板。「野手陣に2点取ってもらって、その2点をしっかり守ることができなかったことは反省です。悔しい」とコメント。8回以降両チーム得点を奪えず、延長戦へ突入した。

2-2と同点の12回裏1死満塁で、6番手右腕の豆田が、日本ハムの4番マルティネスに中犠飛を献上。4時間22分の死闘をものにできなかった。

開幕から2カード連続で初戦を白星で飾っていたがこの日は黒星となり、今季初の2連敗。松井監督は「もちろんカードの頭というのはね、その(勝つ)つもりでやってますし、また明日頑張ります」と前を向いた。

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