東海大静岡女子硬式野球部の創部会見が5日、静岡市内で行われた。

東海大静岡翔洋高と兼任となる弓桁義雄監督(60)ら関係者と1期生8人が登壇。初代主将を務める鈴木はな内野手(1年=開志学園高出)は「みんなで切磋琢磨(せっさたくま)し、高め合い、これから良い成績を残していけるように頑張っていきます」と抱負を述べた。

既に1日から全体練習を開始。部員不足により、当面は翔洋高との合同チームで出場可能なローカル大会が主戦場となる。今後は14日に初の対外試合を行い、28日からジャイアンツ杯に出場予定。手塚凜投手(1年=翔洋高出)は「最初は出られる大会も少ないと思う。その中でも勝っていけるように連携を深めていきたい」と意欲的だった。

女子硬式野球部は現在、高校では64校まで増加。競技人口が増える一方で、大学は同大を含めて16校と受け皿が少ない。弓桁監督は「もっと上を目指したいと思う高校生たちの進路先の環境を整え、さらなる裾野拡大を図れれば良い。先頭を切って女子野球を盛り上げていきたい」と発足に対する思いを明かした。関口瑞生投手(1年=花巻東高出)も「自分たちも、野球は楽しいと思ってもらえるようなプレーをしていきたい」と語った。