楽天が3連敗で最下位に転落した。7回1安打1失点と好投した荘司に報いるように、代打岡島が7回に逆転打。しかし、8回に2番手ターリーが柳田に2ランを被弾し、流れを手放した。今江敏晃監督(40)は「ホームランって試合の中でも大きなものがありますし、逆転した後だったんで、流れ的にはちょっと止まってしまいましたね」と残念がった。

1点リードの8回には、宋家豪や渡辺翔の両右腕を登板させる選択肢もあったが、左腕ターリーをあえて送り出した。「もちろん(左打者が並ぶ)打線の兼ね合いもありますし、宋もいましたし、クローザーは則本に決めてますけど、セットアッパーは決めてないので、みんなでやっていく中で打順の兼ね合いもありましたし、僕も継投というところで難しいなと感じました」と振り返った。

9回に登板した渡辺翔は2失点し、リードを3点に広げられた。裏の攻撃では1死一、二塁から代打茂木が右中間二塁打で1点をかえし、なおも1死二、三塁で島内の中犠飛で1点差に迫った。しかし、反撃はここまでだった。

今江監督は「途中から出た人間は打ってくれたりしましたけど、前半戦でなかなか荘司がいいピッチングしてる中で援護できなかった。投打のバランスでやってるので、今日はなかなかバランス的にうまく試合を運べなかったので反省したいと思います」と話した。

【関連記事】楽天ニュース一覧