亜大は日大に先勝し、今年1月に就任した正村公弘監督(60)の初陣白星を飾った。

ドラフト1位で中日に入団した草加勝投手(22)が抜け、新エースに名乗り出た斉藤汰直(たいち)投手(3年=武庫荘総合)が9回2失点の好投。リーグ通算2勝目を挙げた。打線は4番西川凱斗外野手(4年=育英)の2打席連続適時打などで4得点。エースの好投に打線も応えた。

斉藤は「代々素晴らしいエースがいて、自分はそういうエースって言われるほどのピッチャーじゃないですけど、このリーグ戦でチームからの信頼をつかみとって、エースになっていきたい」と、さらなる闘志を燃やした。指揮官は「勝ててよかったなっていうだけで、まだまだこれから先ありますので。それだけですね」と、リーグ戦初勝利の余韻に浸る間もなく、引き締めた。