5年目のヤクルト武岡龍世内野手が、バットでアピールした。

0-0の2回無死一、三塁。カウント2-2からの5球目。高め直球を中前へ運んだ。3月29日の開幕戦の中日戦(神宮)以来の2安打目が、貴重な先制適時打となった。「追い込まれていたので大振りせずコンパクトに後ろにつなぐ気持ちで打ちました」と「8番・二塁」でスタメン出場し、結果を示した。

八戸学院光星から19年ドラフト6位で入団。同じ二塁を主戦場とする山田は、下半身のコンディション不良で2軍調整中。主将不在の中で、武岡以外に、北村拓、赤羽、宮本らにチャンスが回っている。1点リードの4回には得点に結び付かなかったが、右中間への三塁打。高津監督も以前に「やっぱり哲人の穴というのはなかなか埋まらないですけれども」と前置きした上で「本当にアピールできるこの時期だと思いますね」と話していた。その中で、若燕が存在感を示した。

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