ヤクルトが18年以来、6年ぶりの鹿児島での主催ゲームを落とした。主砲村上宗隆内野手(24)は開幕から41打席で本塁打、打点が0。一方で出塁率は4割8分8厘でリーグトップに立つ。この日も3四球で出塁。ボール球に手を出さず、辛抱を重ねた結果だった。四球で出塁した3回は相手の失策で二塁に進塁。三盗は失敗したが、熊本出身の4番が九州の地で気を吐いた。「負けたのがすごく悔しいです。(ファンの)期待に応えられず残念かなと思います」と唇をかんだ。

チームは5、8、9回以外で全て得点圏に走者を進めたが、奪った得点はわずか1点。高津監督も「武岡のタイムリーヒット1本ですからね。何回、スコアリングに(走者を)置いた打席があったか。まあ、あと1本というところですよね」と、ため息をついた。10日に帰京し、11日には神宮で再び巨人戦。打線の爆発に期待するしかない。

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