広島が、セ・リーグワーストタイ記録の4試合連続完封負けの4連敗から脱出した。初回に阪神の先発伊藤将から37イニングぶりの先制点を挙げた。

2回には連打で一挙5得点とリードを広げた。

また今季の4連敗と同時に、昨季のCSを含めて甲子園での11連敗もストップ。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

 

-初回に得点して

「そうだね、あの。うん。あの、初回かな。小園の1アウト3塁で二遊間が下がって。内野下がってね。あの。ショートゴロ見て小園…。小園も成長したなっていうかね、そう感じたショートゴロです」

-1点をとらないといけない

「なんとか得点できない日が続いていたので、もちろん彼も守備の陣形っていうのはね、頭に入っていたと思うし、まだ。1ストライクだったけど追い込まれていないのに狙って、ショートゴロ打ちにいって。そういう、なんていうんかな。いろんなね、いろんなものを背負っての打席だったと思うのでね。小園は。見ていて成長を感じたというか。彼の。いいバッティングだったと思いますよ(笑い)。」

-初回のバントは今季初

「ツーベースだったので。ね。こういうなかなか点が入っていなかったので、そこはもう、ああいう形にしました」

-先に1点とって會澤さんの2点目に

「本当、重苦しいね、空気だったので。今日はベテランのアツ(會澤)の力を借りようと思ってスタメンでいったんですけど、本当打つ方も守る方もだね、攻守で引っ張ってくれたと思います。はい」

-アドゥワ投手も両サイドを尽きながら

「アドゥワもナイスピッチングだったと思いますよ。それもね、アツ(會澤)が的をしぼらせなかった、と思いますよ。緩急をつけながら。アドゥワもナイスピッチングだったし、アツもナイスリードだったと思います。はい」

-1点入れば空気が変わると言っていた

「ベンチの空気も変わったし小園がね、いろんなものを背負ったショートゴロだったと思いますよ」

-新井監督自身が連敗中でも立ち振る舞いに変化や意識はあったか

「ずっと応援してくれているファンの方には、4試合連続完封負けで、そこは喜ばせてあげられなくて申し訳ないという気持ちはあったんですけど、僕自身は『何でも来い』と思っていたから。別に意識して変えようとは思っていないし、そこはね。いつも通り。もちろん応援しているファンの皆さんには、申し訳ないな、喜ばせてあげられなくて、ずっと点がとれなくて盛り上がれる場所がなくて。申し訳ないという気持ちはあったけど、自分はね、何でも自分に来いと思っていたから。別に立ち振る舞いは意識して変えようとは思っていなかったです」

-昨年CSファイナル含めて11連敗で甲子園で久しぶりの勝利

「あのレフトスタンドの小さな一角で、一生懸命応援していただいて。なかなか勝ちを見せられなかったんで、今日久しぶりに甲子園で勝ちを見せられてほっとしている」

-今季最多の13安打

「最初の小園のショートゴロがみんなの気持ちを楽にしたと思います。ショートゴロで1点入ったっていうのがみんなの肩の荷が楽にさせたとういうかね。あそこでパカーンと打ち上げていたら、さらに重苦しい雰囲気になっていた。追い込まれていないけど、何とかショートゴロを打ちにいって、あの小園がいいバッティングだったと思いますよ」

-初回に1点が入って2回以降は機動力も使いやすくなった?

「そこは1点入ったからじゃなしに、チャンスがあればどんどん動かしていこうと思っていたんで。なかなか、そういう機会がなかなか作れていなかったので、それはずっと思っていましたよ。何かあったらやってやるぞって」

-経験豊富な選手が奮闘した

「やっぱりチームがね、いけいけの雰囲気の時はいいんですけど。こういうなかなかうまくいかない、投打がかみ合わない日が続くと、そこは経験があるベテランの力っていうのが大切になってくるんで。今日出たベテラン、中堅の選手がよく期待通りにやってくれたと思います」

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