オリックス東晃平投手(24)が力投も報われず、プロ初黒星を喫した。

22年デビューからの連勝が8でストップ。9連勝ならパ・リーグ日本人投手では56年稲尾(西鉄)と01~06年愛敬(楽天)を抜いて最長だったが、記録更新を逃した。「逆に良かったかも。変に打たれて負けるとかより」。7回1安打1失点(自責0)。ほぼ完璧な内容だけに、さばさばとした顔で振り返った。

5回まで無安打投球。6回の失点は不運そのものだった。五十幡に単打を許し、二盗の際にベースカバー紅林のタッチがはじかれる失策(記録は捕手若月の失策)が絡んで1死三塁となった。さらに次打者の郡司の三塁への緩いゴロで、宗の本塁送球が間に合わずに野選となった。「投球自体は良かった。インコースにもしっかり投げ切れていた」と東。登板後のベンチで平井投手コーチと話しながら笑顔も見られた。

中嶋監督も「何も言うことないでしょ。あれだけのピッチングをして」と東を手放しでたたえた。それだけに、打線の援護が欲しかった。前日サヨナラ勝ちの勢いも続かず、早くも3度目の完封負け。楽天と入れ替わり、2日ぶりに最下位に逆戻りとなった。

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