DeNAのドラフト1位、度会隆輝外野手がプロ入り後初の決勝打点を挙げ、連敗を3で止めた。

同点の4回2死三塁、ヤクルト・サイスニードのスライダーを拾うと、打球は二塁手の横を抜けて中前へ。勝ち越しに成功し「絶対にタイムリーを打つんだという強い気持ちで入りました。横浜スタジアムで決勝打を打てたことはすごくうれしい」。お立ち台で恒例になりつつある「サイコーで~す!!」を繰り返した。

開幕から不動の1番を任される。1回に左翼へ二塁打、3回1死走者なしの場面では中前打を放った。3安打以上は3月30日の広島戦以来、2度目。安打が出ない間も「状態が悪いとは思っていない」と前向きに捉えた。昼前から早出で打撃練習に取り組み、いいスイングができた時は、自分に言い聞かせる意味も込めて「サイコー!」と声を上げた。

4回の右翼守備では、青木の大飛球をフェンスにぶつかりながらジャンピングキャッチ。元ヤクルトの父博文氏を持つ度会にとっては幼少期から遊んでもらい、クラブハウスで一緒に風呂に入ったこともある兄貴的存在。試合前には「こんなちっちゃかった隆輝が同じ舞台に来られたんだね」と声をかけられた。「敵チームの先輩ですが感慨深い。父が15年やっていたチームとシーズンで戦えてとても楽しかったですし、打ててとてもうれしい」と笑った。【鎌田良美】

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