西武は今季初の4連敗で初めて借金生活となった。

先発左腕隅田知一郎投手(24)は、1回1死二塁から3番柳田に左翼線への適時二塁打を打たれ先制点を与えると、5回1死満塁では5番近藤に右前へ2点適時打を献上。4回2/3を投げ7安打3失点で降板した。3度先頭打者の出塁を許し「先頭打者を出塁させることが多く、古賀(捕手)の要求通り投げることができなかった。ストライク先行で進めることができず苦しい投球になってしまい、悔しい登板でした。ストライクとボールのメリハリを付けることを課題に調整して次回に挑みたい」とコメントした。

6回には2番手右腕の水上が、1死満塁のピンチを招き、4番山川に左中間スタンドを越える本塁打を打たれ、点差は7点に開いた。

4番手で登板した豆田は、無死満塁から山川にこの日2本目となる満塁本塁打を打たれ、11点差をつけられた。

打線は左腕モイネロの前に8回までわずか3安打。三塁を踏むことができなかった。9回2死三塁で、新外国人の4番アギラーが、2番手右腕村田から左中間スタンドへ来日初本塁打となる2ランを放ったが、反撃はここまで。

連敗は「4」となり、6勝7敗で今季初めての借金生活となった。14日の試合は、右肩の張りの影響で調整が遅れていた高橋が今季初先発に臨む。連敗ストップへ右腕に期待がかかるが、松井稼頭央監督(48)は「連敗もあれば、連勝もある。そういう意味でまず一つ勝てるように頑張っていきたい」と意気込んだ。【山崎純一】

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