北海道・白老町出身の日本ハム根本悠楓投手(21)が14日のオリックス戦(京セラドーム)で、先発として今季初登板する。自身の“開幕”に向け「緊張とかはしてないんですけど、明日になったしてくると思う。変に力み過ぎず、いつも通り投げられたらと思います」と気を引き締めた。同じ道産子の伊藤大海投手(26)が12日のカード初戦で今季2勝目を挙げており「自分もいいピッチングができたら」と意気込んだ。

開幕ローテ入りを目指し調整も、3月13日広島戦が4回4安打(1本塁打)3失点、同20日ヤクルト戦が4回7安打(2本塁打)4失点とアピールできず、2軍で調整を続けてきた。「チャンスはまたすぐくると思っていた。それに向け、しっかり準備できればと思ってやってきた」。課題はしっかり整理し、この日に向け調整してきた。「(上体が)突っ込みすぎだったので、そこは意識して修正してきた。悪い癖が、悪いときは出てしまうので、それが出ないように。出てもすぐに修正できるようにしたい」とイメージした。

京セラドーム大阪は2年目の22年4月1日オリックス戦でプロ初先発したマウンド。思い出の球場での登板に「そのときはすごく緊張していたイメージが強い。そのときよりは、それはもう気持ちの持ち方が全然違います」。侍ジャパンも経験した“大人”の投球で今季初登板初勝利を狙う。

13日の練習では3月の侍ジャパン強化試合の際、オリックス宮城にもらった紺色のグラブを使用。「(侍ジャパンでは)トレーニングのことなども教えてもらった」。その宮城はこの日、8回105球を投げ6安打無失点で今季初勝利。手本にしてきた先輩左腕に負けじと、腕を振る。

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