楽天がアクシデントを乗り越えながら今季初の引き分けに持ち込んだ。

先発予定だった荘司康誠投手が、発熱のため「NPB感染症特例」で出場選手登録を抹消。ドラフト5位・松田啄磨投手が緊急登板でプロ初先発し、4回1失点と力投した。今江敏晃監督(40)は「試合前からアクシデントがあり、荘司が(登板)回避になって、最終的には粘り強く、先制されたんですけど、引き分けになったっていうのは粘り強く戦えたかなと思います」と振り返った。

投手陣は8人の継投で2失点と踏ん張った。松田は初回に先制点を許すも、それ以降は落ち着いた投球を披露。指揮官は「初めはやっぱり緊張感ももちろんあったと思うんですけど、期待通りのピッチングをしてくれました」。この日に1軍昇格した吉川も2回無失点。2人で計6回1失点と荘司の穴を埋め「本当によく投げてくれました」とたたえた。

チームは12安打で今季5度目の2ケタ安打をマークしたが、好機であと1本が出なかった。それでも、打撃不振で苦しんでいた島内が、前日の2安打に続き3安打と復調。今江監督は「浅村と彼がしっかり打ってくれれば打線はもっと活発になる。他のメンバーが今、すごい頑張ってくれてるんで。と言っても、やっぱり波が絶対来るんで、そうやってチームとして助け合いながら乗り越えていけたら」と話した。

▽楽天鈴木大(今季初の猛打賞で出場3試合連続マルチ安打)「ヒットが出てるので、いい状態ではあると思うんですけど、本当にね、明日どうなるか分からないので、毎日必死です」

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