慶大・丸田湊斗外野手(1年=慶応)がリーグ戦初打席初安打で“大学デビュー”を飾った。

背番号46でベンチ入りしたこの日、8回に代打で登場。カウント2-0からの内角球に体勢を崩しながら振ると、三塁側への弱いゴロに。それでも俊足を生かし、見事に内野安打に。うれしい初打席初安打になった。「1打席目で、形はどうあれHランプつけたのは良かったかなと思います」と照れながら話した。

慶応高(神奈川)の中心選手として、昨夏の甲子園優勝に大きく貢献。「美白王子」としてイケメンぶりにも注目が集まった。打撃用手袋は白ではなく水色。色にこだわりはなく「いとこからジョーダンのをもらって、一式ジョーダンでそろえようと。それがたまたま水色だっただけです」とほほ笑んだ。

その後中堅守備にも入り、フライも捕った。「あれだけ甲子園でお客さん入った中でやってたんで、その経験が生きて、力は入ってしまったんですけど緊張っていうのはあんまりなかったです」と堂々と頼もしくデビューを終えた。

4年間で「メンバーの名前があるだけで相手にプレッシャーがかかるような選手になりたい」と理想像を描く。その隣で視線を送っていた清原正吾内野手(4年=慶応)は、高校時代のチームメート清原勝児の兄でもある。

清原に「基本的に無口ですかしてるタイプ。ちょっと照れくさい性格なんで、僕とかが冷やかしたりすると、ちょっと赤面する感じ。かわいいです」。

そう言われ、やはり赤面していた。【金子真仁】